見えない永遠
塩気混じりの生温い風 波の音が沈黙落としていく か細い糸をそっと切り落とし 陽が沈んだら消えていくでしょう ☆曇ったグラスに浮かぶ泡 生まれては弾けてとめどなく溢れ出す 腕時計の時間を止めて眺めては 気付いてしまった そこに永遠はないと 涙色した空見上げたら 先を見られない孤独感じた 震える声で伝えたがっていた 私がここに在るべき意味を 体に刻み込まれた傷は深く 埋めるにはあまりにも汚い けれど刺さった棘は決して抜きはしない このままいっそひとつになってしまえばいい ☆ repeat |