リンゴアメ
カーテンの隙間からこぼれる陽射し となりで眠る幼い寝顔 起こさないようにそっとあたまなでた コーヒーの味はum格別 こんな過ちきっと二度とないよね? でもちょっと期待しちゃってる私 あなたの大きな手でつねられた私の頬 赤い温度冷めないままで 春の雨 どしゃ降りの帰り道 はきかけのくつ 全速力で走り抜けた 昼下がり テーブルのりんごとにらめっこ 笑ったら負けよ ずるいなきみは 私があなた想うように あなたはだれかを想って眠りにつくの? りんご酒の緑茶割り一気にぐっと飲み干して 今日のうちに寝てしまおう きっと夢の中では遠く愛しいあなたは 私だけのものになるから じゃあねと手を振り背中向けたあなたの うでをつかんで引き止めたいけど… 悲劇のヒロインごっこはもうおしまいにしよう そう、この涙は雨のせい なのに 揺れる視界に飛び込んできたあなたの姿 雲が吹き飛んでいった 器用でやさしくて気まぐれでなんてずるいひと 甘い匂いにはまったみたい |